#12【名門高校のリードオフマンが草野球に求めるものとは?】髙橋竜之介選手

 高校野球春季大会が開幕し、各所で熱戦が繰り広げられている。球児たちにとってはチームの上位入賞に加え、夏大会のメンバー入りをかけた重要なアピールの場となっており、チーム内の競争という意味でも熾烈な争いが生まれている。特に強豪校のメンバー争いの激しさは想像に難くなく、全国でも突出した競争環境で有名なのが超名門の仙台育英学園高校だ。

 「仙台育英高校は想像よりもレベルの高い環境でした。私は運良く1年秋にベンチ入りできましたが、競争環境は激しいものがあり日々結果が求められていました。出場できない先輩や同級生達からのプレッシャーは相当きつかったですね。
一方で、同級生に現巨人の松原聖弥、後輩に現ソフトバンクホークス上林誠知が在籍しており、レベルの高い環境で野球が出来た経験は自分にとっての財産になっています。」
そう語るのは仙台育英学園高校で中心選手として活躍した高橋竜之介選手(28)だ。高橋選手は新潟県柏崎市出身。柏崎リトルシニア時代から全日本選手権大会・ジャイアンツカップに出場し、全国の舞台を経験した。高校は名門仙台育英高校に進学、2012年夏には宮城県大会ではライバル東北高校との決勝戦を制し、勢いそのままに甲子園ではベスト16に輝いた。高橋選手はリードオフマンとして強力打線を牽引、初戦の佐賀北高校戦では5打数3安打、2回戦の飯塚高校戦5打数2安打、ベスト8をかけた作成学院戦でも4打数1安打と猛打を振るった。特に特徴的なのは三振した打席は一度もなし、初球から強振をしかける打撃スタイルで相手投手にプレッシャーを与え続けた。その後は東京農業大学に進学、東都大学野球リーグの強豪と凌ぎを削った。

 現在はテレビ局員として働きつつ、球通ベースボールクラブで汗を流している。
「球通ベースボールクラブには兄の繋がりで入団しました。楽しく野球をやるというのももちろん良いのですが。。とにかくレベルの高い野球をしたい、楽しさよりも勝つことに楽しいと感じて野球をしたいと考えています。チームメイトはレベルの高い選手が多いので切磋琢磨して、高め合っていきたいですね。」
ハイレベルな野球を経験してきたリードオフマンは、草野球でも高見を目指しアグレッシブに挑戦を続ける。

主な球歴柏崎リトルシニア‐仙台育英学園高等学校‐東京農業大学‐球通ベースボールクラブ
([柏崎リトルシニア]全日本選手権大会、ジャイアンツカップ出場、[仙台育英高校]第94回全国高校野球選手権ベスト16、長良川清流国体優勝(大阪桐蔭との同校優勝))

(2022/04/22)

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